水素ドローン「aigis one」を見学してきました!
皆さま、水素ドローンをご存じでしょうか? ドローン業界の方は知っている人も多いと思いますが、私は水素をエネルギーにして飛行するドローンがあることは知っていましたが、詳しくは知りませんでした。
今回ご縁があり、水素で飛ぶドローン「aigis one」を見学させていただく機会をいただきましたので、神奈川県横浜市にある株式会社ロボデックスさんへお伺いしてきました。

ロボデックスさんは、水素技術を活用した次世代ドローンや関連機器の研究・開発を行っている企業です。国内でいち早く水素ドローンの実用化に取り組み、長時間飛行を実現する技術開発や、水素エネルギーの社会実装を目指したさまざまなプロジェクトを進められています。
おしゃれなオフィスで迎えていただきました
写真を撮影しそびれてしまいましたが、建物に入ってまず驚いたのが、無機質なオフィスとはまったく異なり、とてもスタイリッシュで「こんなオフィスで仕事ができたらいいな」と思わせる素敵なオフィスでした。
そして入口付近には、今回のお目当てでもある水素ドローンが展示されています。
写真では伝わりにくいサイズ感ですが、実物を見ると思っていたよりもコンパクトです。
下記は「aigis one」の外装を外した写真です。赤い円筒形の容器が圧縮水素を入れるボンベです。

水素ドローンはどうやって飛ぶ?
水素ドローンは、高圧ボンベに充填された水素を燃料として使用します。
機体内部では、水素を燃料電池へ送り、空気中の酸素と化学反応を起こすことで電気を発生させ、その電力でモーターを回して飛行します。バッテリーだけで飛行するドローンと比べて飛行時間を大幅に延ばせることが、水素ドローン最大の特徴です。
ここで「燃料電池って何?」という方もいらっしゃると思いますので、簡単にご紹介します。
燃料電池は、水素と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくり出す発電装置です。あらかじめ電気を蓄えておくバッテリーとは違い、水素が供給されている間は発電を続けることができます。
発電の際に排出されるのは主に水だけなので、環境への負荷が少ないクリーンなエネルギーとしても注目されています。

ドローンでは、この燃料電池で発電した電気をモーターへ送り、プロペラを回して飛行します。一般的なバッテリー式ドローンと比べて飛行時間を長くできることが大きなメリットで、広いエリアの点検や測量、物流など、長時間の飛行が求められる用途で期待されています。
移動式の水素ステーションも見学
続いて見学させていただいたのが、移動式の水素ステーションです。
4トントラックをベースに製作されており、かなり大掛かりな設備です。
車両後方にはドローンのメンテナンススペースが設けられており、天井には作業時に影ができにくい特殊な照明が設置されていました。細かな部分まで現場での使いやすさが考えられていることが伝わってきます。
車両前方には、水素を高圧ボンベへ充填するための設備が搭載されていました。
このエリアは防爆仕様となっており、安全性にも十分配慮された設計です。このため要所に厚い鉄板を使用しており、4トン車ベースなのに最大積載量が200kgしかないということでした(笑)
元の積載量が分かりませんが、2、3トンは架装されていると思われます。
水素というと「危険」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、その分、安全対策は非常に徹底されておりました。


次回は飛行シーンも見てみたい

今回は残念ながら飛行デモを見ることはできませんでしたが、次回飛行を行う際にはお声掛けいただけるとのことでした。実際に水素ドローンが飛行する姿を見るのが今から楽しみです。
ロボデックスの皆さま、お忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました。
SKYAXISでも長時間飛行が求められる点検や測量業務を行っていますので、水素ドローンが今後どのように実用化されていくのか、大変興味深く感じました。今後も新しい技術や機体について、積極的に情報収集を続けていきたいと思います。
株式会社ロボデックス
https://www.robodex.net/ja