“第8回 CSPI 2026”へ行ってきました!

2026年6月17日~20日に幕張メッセで開催された「第8回 国際 建設・測量展(CSPI 2026)」へ行ってきました。

CSPIは、建設・測量・インフラ維持管理に関わる最新技術が一堂に集まる国内最大級の展示会です。ドローンや測量機器、ICT建機、3D計測、AIなど、毎年さまざまな最新技術が展示されており、業界の今後の方向性を知ることができる貴重なイベントです。

今回のお目当てはもちろんドローン関連ですが、それだけではなく、水中点検や深浅測量など、SKYAXISが取り組んでいる業務に関連する製品も重点的に見学してきました。

暗渠や下水道など導水路の点検ドローン

写真はジャパン・インフラ・ウェイマークさんが展示していた、暗渠など狭い空間を点検するための水上ドローンです。ビート板のような浮力体の上に風力装置が取り付けられたドローンで、かなり浅い水深の場所でも入って行けるようです。

暗渠のような場所は明かりがありませんので、撮影にはそれなりの光量が必要となりますが、このドローンの左右に配置されたLEDライトで光量は足りるとのことでした。電球とは違い、小型で省スペースでいて電力消費も少ないのがいいですね。

新しい走破技術にも注目

SKYAXISでは、水中ドローンによる点検業務や、ドローンボートを使用した深浅測量も行っています。
そのため今回は、水上・水中関連の展示もじっくり見学しました。

特に目を引いたのが、カンツールさんが展示していた「SUI LORD」です。

陸上も移動可能な「SUI LORD」

この車両はなんと水陸両用で、左右にある二つのスパイラルスクリューがタイヤの役目も果たします。
水路の途中で水がなくなっている箇所も通過できる優れた性能を持っています。

このような仕組みは以前から存在するか分かりませんが、画期的なアイデアで素晴らしいですね。
近年はインフラの老朽化に伴い、水路などの点検需要も年々高まっていますので、こういった技術には大変興味があります。

水中ドローン「FIFISH E-MASTER」のデモも見学

こちらも楽しみにしていた展示のひとつが、水中ドローン「FIFISH E-MASTER」です。

SKYAXISでは、同メーカーのFIFISH V6 EXPERTを使用して水中の点検も行っておりますので、FIFISH V6 EXPERTとの相違点など、詳しくお聞きすることができたのは良かったです。

水槽内で実際にE-MASTERを操作しながらデモが行われていました。
映像の鮮明さはもちろんですが、機体の姿勢制御が非常に安定しており、細かな位置調整もスムーズに行える印象です。

水中点検では、対象物との距離を一定に保ちながら撮影する場面が多くありますが、そのような作業も従来機と比べてやり易そうに見えました。

本機は優れた障害物回避性能のほか、オプションを装着することにより幅広い作業に対応しています。
また、AIにより画像の鮮明度を上げることができるなど、とても魅力的な機体でした。

陸上ロボットの進化にも驚きました

今回の展示会では、空や水中だけでなく、陸上で活躍するロボットも数多く展示されていました。
中でも印象的だったのが、DEEPRobotics「Lynx M20」です。メディアでよく見かける4足歩行型ロボットの一つです。

DEEPRobotics「Lynx M20」

四足歩行ロボットと車輪を組み合わせた独特な構造で、舗装路だけでなく段差や階段、不整地でも安定して走行できる産業用ロボットです。従来の車輪型ロボットでは進入が難しい場所でも移動できるため、設備点検や災害現場などでの活用が期待されています。

近年は空を飛ばすドローンだけでなく、このような陸上ロボットも点検業務へ活用され始めており、SKYAXISでも使用できそうな用途があるため検討しています。

害獣対策ロボット「モンスターウルフ」も展示

もうひとつ多くの来場者の注目を集めていたのが、「モンスターウルフ」です。

モンスターウルフ

オオカミを模した外観に、音や光、首振りなどの動きを組み合わせることで、シカやイノシシなどの野生動物を追い払うロボットです。最近では熊対策としてテレビで紹介されているのを観たことがある人も多いのではないでしょうか。
熊は大変頭が良いのですぐ学習してしまいそうですが、効果がどの位持続するのか興味があるところです。

太陽光発電所では、雑草だけでなく害獣による設備への影響が問題になるケースもあります。そのため、このようなロボットが実際にどのような場面で活用されているのか、とても興味深く見学しました。

前から気になっていた「SHARE SLAMシリーズ」

SHARE SLAM 100

ハンディタイプの3Dレーザースキャナー「SHARE SLAMシリーズ」です。
実際に機器を持ちながら歩くだけで周囲の空間を高精度に3Dデータ化できるため、建物や設備、地形などを短時間で計測できます。SKYAXISでは測量にも携わっておりますので、前から気になっている機種の一つになります。

測定した点群データを3D化する際、従来方式ではなく3DGS(3D Gaussian Splatting)を使用できるのが大きな特徴です。これにより、圧倒的な描画スピードとリアルな質感を得られます。

ドローンによる空撮測量は広範囲を効率よく計測できる一方、建物内部や樹木の下など、上空から取得しにくい場所もあります。そのような場面では、地上型3Dスキャナーと組み合わせることで、より高精度なデータ取得が可能になります。

ドローン・水中ドローン・ドローンボート・地上型3Dスキャナーと、それぞれの特徴を活かして使い分けることで、これまで以上に幅広い現場へ対応できる時代になってきましたね。

古河産業様のブースにもご挨拶

日頃よりお世話になっている古河産業様のブースにも立ち寄り、ご挨拶をさせていただきました。

ブースでは、点検用ボートについて詳しく説明していただきました。
近年は橋梁やダム、護岸など、水辺のインフラ点検においても、安全かつ効率的な調査が求められています。
人が近づきにくい場所でも無人でデータ取得ができる点検ボートは、今後さらに活躍の場が広がっていきそうです。

お世話になっているお二方も撮らせていただきました。

技術の進化を実感した一日

今回のCSPI 2026では、ICT建機による遠隔で重機を操るシステムの展示が多く目に入りました。
何百キロも離れた現場の重機をほぼ遅延することなく動かすことができるなど、技術がどんどん進化しているのを実感しました。やはりどこも人手不足ですからこういった技術が注目されるのも頷けます。

また、ドローン関連機器も新しい技術がどんどん出てきており、最新機材を見るだけでなく、「これからの点検・測量はどう変わっていくのか」を想像することが重要だと考えています。現場では臨機応変な対応が求められるため、最新技術を知ることはとても重要で、今回も大変参考になりました。

SKYAXISでは、ドローン空撮はもちろん、赤外線による設備点検、水中ドローンを活用した調査、ドローンボートによる深浅測量など、現場に合わせた最適なソリューションをご提案しています。

空を飛ぶドローンだけでは対応できない現場も多いため、水上・水中ロボットや自律航行技術との組み合わせによって、より安全で効率的なインフラ点検を行っています。

今回展示会で得た新しい知見も今後の業務に活かし、お客様により良いサービスをご提供できるよう取り組んでまいります。

来年のCSPIでは、さらに進化した技術や新しい機材に出会えることを楽しみにしています。